手塚治虫 ドラマシアター Ⅲ

~ 手塚治虫の名作が演劇で甦る!~

©手塚プロダクション

日程

2013年4月10日(水)~21日(日)
全21回公演

演目

1.指

(「そこに指が」より【SFファンシーフリー 1963年 SFマガジン掲載】)

あるBARで、神父と医者と青年が、酒を飲んでいる。
神父は「加治屋のように忙しい一日の出来事」。
精神病院の院長である医者は「押しかけるノイローゼ患者の診察にてんてこ舞いであった一日の出来事」。
おっとりとした青年は「凝っているSFの観点から・・・」
皆、共通である「何かに見られている気がする」という観点から話をしています。
その結末とは・・・。
この短いストーリーの中に、見事なまでに手塚テイストが盛り込まれています。

2.生けにえ

(週刊少年チャンピオン 1970年3月18日号)

二千年前、メキシコのマヤ文明で、今まさに、ひとりの少女が、神に生けにえに されようとしていた。
少女チクワナは、神に願いをかけます。
「私は、後十年生きたいのです。平凡な普通の人と結婚して、子供を作り、幸せな家庭を持って……それから死にたいのです。」 そんなチクワナの願いを、神は受け入れます。
日本にタイムスリップしたチクワナは、オクチンという青年と出逢い、新しい生活をはじめて行きます。
限られた十年という時間の中で、彼女は人として成長して行きます。
幸福になろうと必死になっていきているチクワナは、オクチンに「幸せとは一体なんだろう?」と尋ねられます。「あたし思うの………。死ぬ時になって、それははじめて気がつくよの。」。
生きることとは何か?を説いた、手塚先生の名作です。

3.モモンガのムサ

(週刊少年ジャンプ 1971年11月22日号)

樹齢1200年のクスノキは、ある嵐の晩に親に捨てられたモモンガのムサを助けた。
やがて成長したムサは、一族の長になり縄張りを広げて行きます。
そんな中、ムサは人間である九との闘いに生きがいを感じていきます。
そして久を事故で失ったムサは、同じくその生涯を終えようとしているクスノキと運命を共にします。
この作品は、日本の四季折々の映像をプロジェクションで投影し、子供たちのダンスでお届けします。

4.人面瘡

(ブラックジャックより【週刊少年チャンピオン 1974年12月9日号】)

アメリカ、ハリスの肱にとりついた『人面瘡』は、格言ばかりを説いていた。
そう、人面瘡である彼女は、自殺した彼の奥さんだったのだ。
1939年の秋、石川県羽咋郡志雄村の宮前良作は、大きなヒキガエルを殺した。
それから間もなく、彼の腹にはカエルのような人面瘡が現れ、言葉を話し、食べ物を食べた。
2013年、日本。ブラック・ジャックの下へ、顔に包帯を巻いた男が訪ねてくる。
彼は自分が、人面瘡だと言う。
治療を依頼するその男には、『人面瘡』(ブラック・ジャックより) 隠された事実があった。
その内容は、彼が大切に持っている日記に詳細に記されていた。
次第にモンスター化して行く彼の人生とは…。(演劇版『人面瘡』)

スタッフ

脚本:神谷崇/山田氣三
演出:工藤龍生
照明プラン:日高照明
ロボット製作:早稲田大学ヒューマノイド研究所
協力:手塚プロダクション

会場

渋谷ギャラリー ル・デコ

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